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接木講習会!

本日は午後から櫛引で甲州やその他の品種の接木講習会に出席してきました。
10名ほどの参加で小さい子供からご高齢の方まで幅広く集まりました。

接木とは台木といわれる木の根の部分に当る部分と実をつける上の枝となる部分を繋げてあげる作業のことを言います。

なぜこの作業を行うかと言うと西荒屋の甲州ぶどうの優良穂木を増やしていく目的があります。台木の使用は、フィロキセラ対策でウィルスにぶどうの木が侵されないようにしてあげる為であり。また、山形のような寒冷地でも木が参らないようにしてあげる意味もあります。

本日準備した台木は4種類で台木の特性と甲州ぶどうのマッチングも試験的に行うことにしました!

しかし、いざやって見るとこれが難しい!

穂木と台木に切り込みを入れつなぎ合わせるのですがうまく切込みが入らない!繋ぐとつなぎ目が割れる!手を切ってしまいそうになる!集まった人たちも四苦八苦しながら接木を行いました。

この作業は非常に地味な作業ですが、とても大切なことでこの土地の個性を後世に繋いでいく意味もあります!この土地の甲州は250年の歴史があり先代の人たちが大事に残してきたぶどうです。近年はぶどう栽培をやめていく農家も少なくありません。我々ワイン造りを行う立場として、また農協として農家の人たちと共に歩んで行きたいと考えこれからも栽培のお手伝いをして行ければと改めて思うようになりました。

講習会1
4種類の台木

講習会2
将来の大事な人材です。



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阿部豊和

Author:阿部豊和
月山ワイン山ぶどう研究所でワイン造りを担当。

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